イベントレポート

「塩屋くる・リ」 イベントレポート

2026年2月14日・15日の2日間、塩屋エリアでリノベーションをテーマにまちを巡るイベント「塩屋くる・リ」を開催しました!
「くる・リ」の“リ”は、リノベーションの“リ”。空き家を自分らしく直したり、古いお店を生まれ変わらせたりしながら暮らす人も多い塩屋。そんなまちの暮らしのリアルを、トークやツアーでたっぷり味わう週末となりました。

今回は、14日に行われたイベントの様子を中心にレポートをお届けします! 

理想の暮らしをつくる中古リノベ

イベントの様子

まちを歩き、リノベーションの先輩を訪ねるツアー

まるで春のような陽気の中、シオヤプロジェクトの皆さんの案内のもと「お宅探訪ツアー」からイベントがスタート!普段はなかなか入ることのできない個人宅にお邪魔し、どうやってお家を見つけたのか、こだわりのポイントはどこかなど、貴重な体験談を伺いました。

そのあと行われた「くる・リ スポット」を巡るツアーでは、食事や買い物を楽しみながら塩屋のまちをお散歩!
中には「建築家との協働による空き家活用促進補助」を活用した店舗もあり、制度を使いこなすヒントにもなりました。西宮市から参加されたご夫婦は、「将来、古民家でゲストハウスをやりたいと思っています。建物のことだけでなく、コミュニティの大切さも知ることができました。」とおっしゃっていました。

相談会

旧グッゲンハイム邸と「塩屋的住環境の家」では、相談会を実施!すまいるネットや建築設計事務所 THAW、神戸R不動産の皆さんが、参加者の「空き家をどう活用すればいい?」「実際の費用はどんな感じ?」といった相談に、一つひとつ丁寧に耳を傾けました。(※神戸R不動産は15日のみ)

トークイベント

夕方からは、旧グッゲンハイム邸にてトークイベントを開催。カフェ「六甲山系ピカソ」の美味しそうなカレーの匂いが漂う会場に、幅広い年代の約60名が集まりました。

シオヤプロジェクトの森本アリさんによる進行のもと、まずは神戸市建築住宅局から、空き家対策やリノベーションに関する事例や補助制度を紹介。続いて、塩屋で暮らしながら各地で空き家改修に携わるシオヤプロジェクトの鈴木敦さんが、インドネシアのユニークな建築事例について報告してくださいました! 

そして、今回のゲストである建築家・田熊隆樹さんが登壇!
窓を通して世界の建築を見つめてきた田熊さん。穴を掘った地下に現れる中国の住居や、住宅が積み重なるように建つイランの村など、見たこともない風景がスクリーンに映し出されると、参加者の皆さんは食い入るように画面を見つめていました。
お話の中で特に印象的だったのは、リノベーションとは建物だけではなく、その土地の形や自然を生かして使うこと、そして土地や風景は人間が使っている限り絶えずリノベーションされ続けているのだという視点。新しいものを取り入れながらも、その場所の歴史をつないでいく。そんな世界の取り組みから、リノベーションの面白さを改めて見つけることができました。

終盤の座談会では、合同会社 廃屋の西村周治さんや建築家の島田陽さんも加わり、みんなで暮らしや住まいについて語り合う時間も。気づけば外が暗くなるまで、会場では和やかな対話が続いていました。

建物を直して暮らしを続けるということは、まちの歴史や営みも受け継ぐということなのかもしれません。塩屋や世界で実践されている姿から、リノベーションの広がりを感じられる1日となりました。