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ペンキを塗る

リノベの教科書

やってみよう、自分でDIY【ペンキを塗る】

ペンキ塗り作業成功の秘訣は下準備!壁をきれいにし、塗装部以外は養生します。

まずは、ペンキを塗りたい部屋の家具などをすべて片付けましょう。壁のフックや釘、ネジなども取り外してください。壁のホコリ、汚れ、油汚れなどもできるだけきれいに取り除きます。固く絞った雑巾を使い、中性洗剤で拭いてください。壁のひび割れや穴はパテや目地材を使って補修しておきます。掃除ができたら、ペンキを塗る以外の部分を養生していきます。ここから先は塗装しないというエリアをマスキングテープで覆います。ペンキ塗りが上手くいくかどうかは、この作業にかかっていると言っていいほどです。歪まずにまっすぐマスキングテープを貼ることで、きれいでシャープなラインが生まれます。下地の種類によって、処理の仕方がちがいますので、ご注意ください。

下地の種類 塗り方 注意点
ビニールクロス そのままペイント可 ペンキを塗っても、ビニールクロスの凸凹はそのまま表れます。
化粧合板 そのままペイント可 表面がプリントされた化粧合板は、サンドペーパーなどで、目あらしを行っておきます。
漆喰・珪藻土下 そのままペイント可  
ベニヤ板・木 そのままペイント可 AEPの場合は木目がつぶれます。浸透するものは新しい下地のみです。
石膏ボード そのままペイント可  
砂壁・聚楽・繊維壁(綿壁) そのままペイント可  
タイル 基本的にミッチャクロンを下地塗装すること  
ペンキ そのままペイント可 前の塗装との相性を見るために、試し塗りすることをおすすめします。
コンクリート・モルタル そのままペイント可 モルタルの凸凹はそのまま表れます。
鉄・アルミ そのままペイント可  

養生ができたら塗っていきます。ペンキ選びに迷ったら、水性のエマルジョン!

好きな色やデザインに、お部屋を模様替えできるペンキ。見た目が美しくなるだけでなく、塗った場所を汚れや水濡れ、劣化から守ってくれる役割があります。内装のDIYの多くがこの「デザイン」 と「汚れ防止」という2つの目的のためですが、ペンキの種類によって、機能性が違ってきますので、何のためにペイントするのかを事前に考えておくといいでしょう。ペンキは、ホームセンターなどで購入します。その際、気をつけて欲しいポイントは3つです。

  • 油性より使いやす水性を選ぶ。油性は屋外とか床とか⿊板とか耐久性が欲しいところに適していますが、ちょっと使いづらさもあります。自分でペンキを塗りをしてみようという方は、水性がおすすめです。
  • 浸透するものではなく、塗りつぶすタイプを!ペンキの缶などに「ステイン」と書かれたものは浸透タイプ。木目を出したい時や木の手触りを残したい時に使用しますが、均一にムラなく塗るのが比較的難しい塗料です。
    一方、合成樹脂エマルジョンと書かれたものは塗りつぶすもの。下地の手触りや質感を消しても良い場合はこちら。使い勝手が良く、内装にはこの塗りつぶすタイプが最適です。
  • ツヤがあるかないかは、お好みで!「ツヤあり」は文字どおりピカピカした仕上がりになるペンキ。特別感はないけれど、耐久性が自慢。ペンキの中では汚れが最もつきにくいタイプです。「ツヤ消し」のペンキは、見た目にカッコいい、マットな仕上がりになりますが、ただし、ちょっと汚れやすいというマイナス面もあります。また、3分ツヤという、ピカピカした感じを抑えながら、汚れがつきにくい塗料もあります。

迷ったら「水性」「合成樹脂エマルジョン」「ツヤ消し」と書かれたペンキを選ぶと良いでしょう。汚れや耐久性より、いい感じに仕上げることを優先してはいかがでしょう。はがれたり、汚れたりしたら、また塗り直せばいい。DIYでのペンキ塗りって、そういうところも含めて良いところです。ほかにも、木など何に塗っても鉄の風合いになるアイアン塗料、壁を黒板やホワイトボードにすることができるものなど、ちょっとユニークなペンキもありますので、お好みで使ってみてください。

ペンキは、必要な量を紙カップなど別の容器に入れ使用します。表面を均一にきれいに仕上げたいならローラー、ちょっと温かみを出したいなら刷毛を使ってみてください。塗り方は自由。水溶性のエマルジョンペイントはテクニックがなくても、きれいに塗れるようになっています。塗れたら乾燥するまで待ちます。ペンキの種類やメーカーによって、必要な乾燥時間が異なりますので、事前にチェックしておきましょう。乾いたら、色むらや欠けがないかをチェック。必要に応じてタッチアップしてください。マスキングテープは、ペンキにまだ少し粘着性が残っているうちにはがすときれいなラインが出ます。使った刷毛などの道具は、水と食器用洗剤で洗います。他の場所に飛び散ったりこぼれたりしたペンキは、湿らせた布で拭き取ってください。残った塗料は排水口には流さず、新聞やボロ布などに吸わせて捨ててください。

いかがしたか?壁を塗ってみたくなりましたか?ペンキ塗りは、肩に力を入れすぎずね。はがれたら、汚れたら、また塗ればいいのですから。思い立ったら、まずは一度やってみてください。

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